ふとした拍子に購入した ASUS MB16AP と Thinkpad X220 を繋げてみたいと一度行ったものの、ドライバインストール中に Thinkpad X220 の USB3.0 ホストコントローラ*1とうまくいかないというようなメッセージが出て断念していました。
この時に MB16AP の中にある DisplayLink の FAQでは適したドライバを入れろとは書かれていたものの、どうもそのドライバは同じメーカーの別のUSBホストのチップらしく*2根本的にむりだなぁと思っていました。
今回、改めて試したのはそこで挙げられていたチップを搭載したUSBホストがあれば良いじゃないのかと思いつき、 玄人志向 PITAT-USB3.0R/EC34 を購入して再び試してみました。
結果、無事接続でき、外部モニタとして利用できました。
ポイント
- 省電力設定には気を付けよう
- 事前に入れられるドライバは入れて置いた方がよさそう
- ExpressCardの認識ができないときは挿抜しなおそう
- PITAT-USB3.0R/EC34 が認識しない
今回購入した PITAT-USB3.0R/EC34 は私にとって初めての ExpressCard であり、X220 の ExpressCard スロットも初めて使ったため、認識しない現象が全く分かりませんでした。差し込んだことでマウスのカーソル移動が飛び飛びになるので、何かしらは動いていそうとは思っていました。X220 の BIOS の PCI Express*3の省電力の設定を無効化で解決しました。 - ドライバのインストールの断念が早く、先に進められない
PITAT-USB3.0R/EC34 と MB16AP を接続したときに必ず、USB2.0 Hub と USB3.0 Hubを検知し、ドライバを探している間にドライバのインストールの断念が起きてしまい*4、先に進みませんでした。まずは、デバイスマネージャで PITAT-USB3.0R/EC34 の省電力を無効化しました。次に別のUSB3.0 Hub を指して事前に USB2.0 Hub と USB3.0 Hub のドライバをインストールして回避しました。*5 - 一度、ExpressCardを抜くと、次回指しても認識しない
理由は不明ではあるが、WindowsでのシステムトレイからExpressCardの取り外し操作をして、物理的にExpressCardを外して、再び物理的にExpressCardを指しても認識しない現象があった。良くわからないが改めて物理的にExpresCardを抜いて指しなおしたら、この現象は回避できた。
*1:時期的にはIntelのチップセットにUSB3.0 ホストコントローラが搭載される前
*2:ドライバのファイル名にチップの末尾3ケタらしいところから推測
*3:恐らく、ExpressCard の先は PCI Express のバスになることが理由と考えられる
*4:恐らく、どちらかが省電力モードに入って USB2.0 Hub と USB3.0 Hub が見えなくなったと思われる
*5:昨今は不明ですが、WindowsはUSBのポート毎にドライバインストールを必要としているようで、今回の PITAT-USB3.0R/EC34 も別のUSBポートにあたるはずだから、 MB16APは直接関係しなくてもドライバのインストールが発生したと判断。また、USB Hubはどのメーカであっても共通のドライバを使うと判断して、 MB16AP の代わりに一般的な USB3.0 Hubを利用